今回は、大学院進学を目指してトーレンス大学の進学英語コースを終えられた智之さんにお話をお伺いしました。
進学英語コースを終えられた今は、トーレンス大学傘下の名門ホテルスクール・ブルーマウンテンズ・インターナショナル・ホテルマネージメントスクールでMaster of International Hotel Management(インターナショナルホテルマネジメント修士)を学ばれています。
今後、ホスピタリティ分野での留学を考えている方や進学英語コースについてお考えの方にお読みいただきたい内容です!
体験談を語ってくださった生徒様について
お名前 | 関井智之さん |
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年齢 | 31歳 |
ビザ | 学生ビザ |
留学するまでの流れ | 日本の高校・大学卒業→日本で9年就職→EAPコース→修士コース |
ご留学先の情報について
学校 | Torrens University(トーレンス大学) |
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コース名 | English for Academic Purpose(20週間) |
期間 | 2023年4月~9月 |
学校 | Blue Mountains International Hotel Management School(以下 ブルーマウンテンズ) |
コース名 | Master of International Hotel Management |
期間 | 2023年9月~ |
留学プランについて
留学するまでの流れ
約10年前、日本の大学でホスピタリティマネジメントを学んでいました。 そのときは、ラグジュアリーホテルのベルボーイとして働いていました。大学を卒業してからは宿泊特化型ホテルのフロントデスクを4年ほどした後、ペニンシュラ東京という有楽町にある5つ星 のラグジュアリーホテルでバーテンダーとレストランのサーバーを兼任して5年くらい勤めていました。
その5年の間にフィリピンのマニラに3か月間研修に行ったのですが、それが今の海外留学につながっています。
どうしてトーレンス大学を選んだのですか?
まずオーストラリアにしたかった理由は、多国籍文化ということです。ホテル自体がそういう多国籍文化を受け入れる職業だと思うので、理想の環境です。
ブルーマウンテンズを選んだ理由は、オーストラリアの中でも歴史ある学校だということと、2019年の世界のホテルマネジメント大学ランキングに載っていたんですよ。だったら間違いないかなということで選びました。
あとは、アメリカ、イギリス、スイスだと学費がすごい高くて。それに比べるとお手頃というところと、プログラムの中に有給インターンシップがあるというのが大きかったです。
EAPコースについて
EAPコース受講前の英語力と具体的な授業内容について
ペニンシュラ東京という外資系ホテルでは上司がイングリッシュスピーカーでゲストも英語 圏の方が多かったので、上司の指示を英語で聞く程度、接客で使う程度のレベルでした。
僕はこっちに来る前に日本でIELTS5.0を取っていて、EAP1が5.0から5.5に、EAP2が 5.5から6.0に上げる授業でした。それに伴って大学で使うようなエッセイ・レポートの書き方、プレゼンテーションを学ぶという授業内容でした。ケンブリッジ大学のオンラインの教科書を見て英語の文法を学んだり、ビデオを見たり、ディスカッションをよくしました。あとは参考文献をどう探すかを学びました。
課題・テストについて
EAP1が10週間、EAP2が10週間だったんですけど、その中でも5週間ずつに分かれていて。 5週間に1回、エッセイもしくはレポートとプレゼンテーションをしました。5週間ずつなのでそれを4回行いました。エッセイ・レポートは、EAP1では500文字、EAP2では1000文字。プレゼンは大体8分でプラス5分がディスカッションのトータル15分くらいでした。
プレゼンの内容は?
僕はホテルマネジメントやホスピタリティ関連を選んだのですが、テーマは全然自由です。環境問題だったり、水不足に関する内容だったり人によって色々ありました。 ただ、自分の専攻に関係したトピックの方がその先に活きてくると思うのでおすすめです。
クラスメイトや学校の施設はどうでしたか?
僕を含めて全員の生徒がその先トーレンス大学や大学院に行くメンバーでした。 5週ごとにクラスメイトが変わるんですよ。15人くらいのクラスだったんですけど、ずっと同じメンバーは4~5人のみでした。ベトナム人が30%~50%、スパニッシュスピーカーが20%~30%、その他中国や香港、日本含むアジア圏は20%~30%、ヨーロッパが10%くらいでした。
4回クラスがあったうち、僕以外の日本人は1回だけ1人いました。
コース受講中にアルバイトはされましたか?
4回目のクラスから始めました。Tax File Numberが届くのに1か月くらいかかったり、実際に応募しても返事がなかったりで時間がかかっちゃって。それで3か月経った後から働き始めました。ハイアットリージェンシーというホテルで、今までの経験を活かしてロビーバーでバーテンダーとして働いています。
コース受講中に大変だったことはありますか?
学業でいうと、エッセイ、レポートとプレゼンテーションが4回連続で絶え間なくあったことですかね。3週目にドラフト(下書き)を提出して、その翌週にファイナル版を提出。その次の日にはプレゼンのドラフトを提出して、またその翌週にはプレゼンをして5週目が終わるという感じで結構バタついていた感じがします。結構ハイペースでしたね。英語の文献に全く見慣れていなかったので、それを探したり読んだりするのが結構苦労しました。
プライベートのことで言うと、最初の1ヶ月はホームステイで過ごしたのですが、その間に家探しを知たことです。家探しのSNSがあるんですけど、それを使ってオーナーとやり取りを知て内見をして入居日を決めて。一人でしなければならなかったし、初めての課題に取り組みながらだったので苦労しました。
その他大変だったこととしては、日本で英語を勉強していたときは英文を作ることが大切なんだと思っていたんですけど、実際の日常会話ではきちんとした文が必要じゃない場面って多いなと改めて思いました。英語のリアクション、相槌や返し方に馴染みがなかったんで結構大変だった なと。友達に教わって「あ、そうやって使えばいいんだ」って身になった部分もあります。
努力したことはありますか?
語学学校中は特に発音アプリなどの英語アプリを5~6個入れて毎日していました。あとは読書をしたり、英語でドラマやユーチューブを見たりをしていました。EAPクラスは毎日9時から13時15分までだったので、その後の空いている時間を使いました。
EAPコースを受講して良かった点
その先にある大学で必要なスキルを学べたことです。特にエッセイ、レポートの書き方や プレゼンテーションはすごい為になったかなと思います。あとは文献の探し方はすごい大きかった。いきなり大学に行って「じゃあ文献探して」って言われるとなかなか難しいので、準備期間としてはすごく良かったです。
あとは、自分の専攻と同じ人たちも何人かいて、同じタイミングで大学に入学できたんですよ。相談ができる仲ですし、それがすごい良かったかなと思っていて。一方で、専攻が全く違う人たちと友達になると知らない世界のことを知れたりするので、それはそれで楽しいです。
今後について
これからMaster of International Hotel Managementへ進学されますが、期待していることはありますか?
ブルーマウンテンズには「個人の成長・スキル」「実践的なスキル」「学術的なスキル」という3つの柱という理念があるようで、それにすごい共感していて、期待している部分でもあります。「個人の成長・スキル」に関しては、まず英語力。そして海外のホテルで実際に働くことと海外の飲食文化に触れること。これらが自分の中では経験の向上につながると思っています。「実践的なスキル」でいえば、実際に今シドニーに住み、働いていて多国籍文化を感じているんですけど、そういった日本とは違う環境での実践的なマネジメントスキルを学びたいです。「学術的なスキル」は学術的アプローチを活かしたホテルビジネスが将来できたらなと思っています。
卒業後の夢はありますか?
僕の夢は、世界で活躍できるホテリエです。この先何が起こるかは分からないですけど出来る限り海外で働きたいと思っていますし、マネジメントのポジションにも就いていきたいと思っています。
進学英語コースをお考えの方へ一言
留学前に、こういう卒業生のインタビュー記事を見て自分で その人を探して相談したことがあったんですよ。僕よりも少し前に入学した日本人の方へも話を 聞いたりして。やっぱり話を聞いていると大学院の授業や課題は本当に大変です。ですが、そんな大きな壁や目標に向かう前にEAPに挑戦したことで、その成功体験が次の挑戦へ向かうモチベーションになっています。
いきなり学士や修士に挑戦するのはハードルが高いなって思っている方は是非、こういう進学英語コースにチャレンジして、成功体験を糧に次の目標に向かっていただけたらなと思います。
智之さん、素敵な体験談をありがとうございました!
智之さんの通われているブルーマウンテンズに関する詳細はこちらからお読みいただけます。
もしもブルーマウンテンズに通われている先輩とお話がしたいなどご希望がございましたらいつでもご連絡くださいね。
それでは~~~