こちらの記事は、2024年3月23日以降の学生ビザ・卒業生ビザに関する変更点から、2024年7月1日以降に適用になる卒業生ビザの申請対象からオンショアビザホッピングの規制にについての新ルールまで総まとめとなっています。
学生ビザ申請時の英語力基準の変更点について
卒業生ビザ申請時の英語力基準の変更点について
24年7月1日以降に適用になる卒業生ビザのストリーム名称変更
卒業生ビザ申請可能年齢の引き下げ
オンショアビザホッピングの制限
2024年3月23日以降の変更点
2024年3月23日以降、オーストラリアの学生ビザや卒業生ビザの申請要件が新しいものへと変更となりました。
2023年12月11日に発表されたオーストラリア政府の新しい移民政策の一環として発表されていましたが、2024年3月23日以降に提出されるすべての各種ビザ申請に適用されます。
英語力基準の変更について |
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学生ビザ(サブクラス500)
学生ビザ申請時に最低限必要な英語力要件は下記の通りです。
コース | 変更前 | 変更後 |
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高等教育機関(TAFE・専門学校・大学・大学院) | IELTS 5.5 | IELTS 6.0 |
高等教育機関の進学準備コース(ファウンデーションコース) | IELTS 5.0 | IELTS 5.5 |
英語コース+高等教育機関 | IELTS 4.5 | IELTS 5.0 |
英語コースのみ | 英語力証明必要なし | 英語力証明必要なし(変更なし) |
卒業生ビザ(サブクラス485)
卒業生ビザ申請時に必要な英語要件も既存のIELTS 6.0からIELTS 6.5へと引き上げられました。
★重要:テスト有効期限が3年から1年に短縮されました。そのため、卒業生ビザを申請する場合、ビザ申請日から1年以内に受験した英語テスト証明を提出する必要があります。
2024年7月1日から適用される変更点
卒業生ビザに関して |
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先日、オーストラリア移民局より卒業生ビザ(サブクラス485)に関する新たな発表がありました。
下記にご案内する内容は、2024年7月1日から適用される新ルールに関するものです。今後、卒業生ビザを取得予定中の方は必ず最新情報をご確認ください。
卒業生ビザ(subclass 485)のストリーム名称変更 |
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卒業生ビザは下記3種類がありますが、それぞれの名称が変更されます。
①Post-Vocational Education Work stream(旧:Graduate Work stream):オーストラリアの職業リストに指定されている職業に関連した合計2年以上の専門コースを修了した方向け
②Post-Higher Education Work stream(旧:Post-Study Work stream):オーストラリアの教育機関で学士以上の学位(Bachelor/Master)を取得した学生向けのビザ
③Second Post-Higher Education Work stream(旧:Second Post-Study Work stream):オーストラリアの地方に住み、地方大学を卒業する学生対象のPost-Higher Education Work streamが延長できるビザ(セカンド卒業生ビザ)
卒業生ビザ申請可能年齢の引き下げ |
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①Post-Vocational Education Work streamの申請可能年齢が50歳から35歳へ引き下げ
②Post-Higher Education Work streamの申請可能年齢が50歳から35歳へ引き下げ
ただし、リサーチ課程の場合、修士・博士(PhD)を就学された方の申請年齢制限は既存の50歳未満のままとなります。
Second Post-Higher Education Work streamの申請年齢制限は既存の50歳未満と変更はありません。
以上より、現在30代前後の方で、長期留学をご検討中の方は早めにご計画を立てる必要がでてきました。
卒業生ビザの取得年数は進学される大学によって異なります。地方大学を出た場合、通常よりも長く卒業生ビザの取得が出来ます。地方大学といっても一概ではなく、カテゴリー分けされています。「どの大学がおすすめ?」「地方大学の定義とは?」などご質問や詳細はお気軽にお問い合わせくださいね♪
*上記の変更点は2024年7月1日からの適用ですが、 現在すでに就学中の方も対象です。現在就学中の方で、2024年7月1日までに卒業・申請される場合は既存の条件のままです。
卒業生ビザに関する変更点についてのすべての詳細はこちらからご確認いただけます。
オンショアビザホッピングの制限 |
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また、既述の昨年12月に発表された移民政策法案の一環であったオーストラリア国内での学生ビザへの切り替え(いわゆるビザホッピング)も、2024年7月1日以降、下記のビザからは申請不可となります。
学生ビザへの国内申請不可に追加されたビザ
・Subclass 485 (Temporary Graduate:卒業生ビザ)
・Subclass 600 (Visitor:観光ビザ)
・Subclass 601 (Electronic Travel Authority:観光ビザ)
・Subclass 602 (Medical Treatment:医療ビザ)
・Subclass 651 (eVisitor)
・Subclass 988 (Maritime Crew:海事乗組員ビザ)
これらのビザをお持ちの方で学生ビザへの切り替えをご検討中の方は、オーストラリアを出国し、オーストラリア国外から申請する必要があります。
オンショアビザホッピングの制限に関する変更点についての詳細はこちらからご確認いただけます。
各種ビザ申請費用の値上がり |
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学生ビザ(サブクラス500)
変更前 | 変更後 | |
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メイン申請者 | $710 | $1,600 |
パートナー | $530 | $1,190 |
18歳未満の子ども | $175 | $390 |
卒業生ビザ(サブクラス485)
変更前 | 変更後 | |
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メイン申請者 | $1,895 | $1,945 |
パートナー | $950 | $975 |
18歳未満の子ども | $475 | $490 |
ワーキングホリデービザ(サブクラス417)
変更前 | 変更後 |
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$635 | $650 |
詳細はこちらを御覧ください。
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